フィルムで写真を撮ってみませんか。

「フィルムを使う写真に興味を持つ人を一人でも増やす」ことが目標の一個人の活動

小さなタイムカプセル

 さて。

 今年初の撮影のお供にフジカGW690Ⅲを連れて行ったのですが、「いつ装填したのか記憶にもないアスティア100」が残枚数1枚で入っておりました。

(参考)

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

 近くのカメラの〇〇ムラで現像を依頼し、昨日、受け取りに行ってまいりました。

 

 一本は、丸々滝が写っているもの。うーん、デジタルカメラを露出計代わりにしたものの、若干アンダーすぎたような。あと、半絞り開けておいたら良かったかな、まぁ、氷柱の冷たさが伝わるし、色温度が高く、全体的に青っぽくなっているのも、まぁ、こんなものか、といったところ。しかし、6cm×9cmのスライドフィルムは迫力があります。パッと見ただけで、ちゃんと、何が写っているのかがわかります。

 

 さて、もう一本は、「いつ装填したのか記憶にもないアスティア100」でございます。

 

 写っていたのは、前の前に住んでいた家の引き渡し時と、前に住んでいた家に入居した時の写真でした。4年以上前のものです。写っている、生後1年にも満たない赤ちゃん(娘)は、今ではもうすぐ5歳になり、口答えをするようになっております。

 

 フィルムにとっては、新鮮なものを使用し、また、撮影後速やかに現像することが当然良いことです。

 なぜ、1カットだけ撮らずに大事においていたのかは記憶にありませんし、そもそも、週に1度は開く防湿庫の中に、4年以上も持ち出していないカメラがあるとは・・・・なんとも情けない。

 

 しかし、そのフィルムのおかげで、そういえば、前の前の家は・・・とか、この時と比べて・・・とか、色々と振り返ることや懐かしむことができました。

 情けなさとともに、フィルムの良さを感じることができた、1本でした。