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平成最後(たぶん)の買い物

 さて。

 ペンタックスFA limitedシリーズレンズが欲しいものの、3本のレンズを納めるスペースが防湿庫にないため、とても購入に踏み切れていません。

 そのような中、今年初にして、平成最後(たぶん)の買い物をしてしまいました。

 

 購入したレンズは、シグマ15mmF2.8EXDGフィッシュアイのニコンFマウントです。

https://www.sigma-global.com/jp/lenses/others/wide/15_28/

 

 我が家の超広角レンズは、ニコンFマウントのシグマ14mmF3.5、ミノルタSRマウントのMD17mmF4、M42マウントのSMCタクマー17mmF4、ロシア製ミール20mmF3.5があります。平たく言えば、すべて20世紀の製品で新しいものはない、ということになります。

 

 シグマ14mmF3.5は、コンタックス15mmF3.5の定価が63万円と言っていたころに14mmF3.5で7万5千円で売り出していたし、15年ほど前でも2万円程度で購入できたし、非常に面白いレンズだったことは確かです。

 周辺の光量落ちが(良くも悪くも)劇的な特徴のあるレンズですが、非常にフレアやゴーストが発生しやすく、太陽が苦手な「ドラキュラレンズ」と一部ではと揶揄されるほどの重大な欠点があります。白熱電球程度の明るさで、フレアーばしばし、ゴーストいっぱい、ではなぁ・・・発売後20年程度経過し、経年劣化も少なからずあるのでしょうが、それにしてもひどいな、と、感じることがつい先日ありました。

 

 このシグマ14mmF3.5に代わる超広角レンズが欲しい、しかし、予算は潤沢にあるはずもなく、また、大きく重いのは私の体力が許容しません。

 近年、超広角レンズも、近年はズームレンズ化が進んでいるようです。候補に挙がったのは、タムロン15-30F2.8、シグマ12-24F4、14-24F2.8でしたが、いずれも予算オーバーの上に1kg超の重さのため断念。

 現実的なレンズは、タムロン17-35F2.8-4でしたが、14mm→17mmと大幅に超広角度がダウンしてしまうし、最広角端しか使わないだろうから、ズームレンズでなくてもいいのに・・・と悩み、私にとって優先すべきことを整理しました。

(私にとっての)優先事項

・それなりに安価であること。

・小型軽量であること。

・逆光に強いこと。

かなえてくれるレンズは、今回のお買い物レンズである、シグマ15mmF2.8EXDGフィッシュアイ、ということになりました。

 

 届いて、早速使ってみました。最近のオートフォーカスレンズは、レンズ内モーターのものが増え、オートフォーカスの時にはピントリングが回らず、レンズの保持が非常にやりやすくなっていたのですが、このレンズはカメラボディー内のモーターでピント合わせを行い、ピントリングにクラッチ機構がないためクルクル回り、かつ、マニュアルフォーカスでは非常に扱いやすいピントリング幅を確保したためにオートフォーカスでは持てる部分が非常に狭くなり、結果、フード側を支えると指が写りこんでしまうのです。まぁ、ちゃんと気を付けてファインダー内を確認すれば良いだけのことですが。

 最大の利点は、絞りリングがあるので、マニュアルフォーカスのカメラに装着しても普通に使えることですね。

 明日はフィッシュアイに慣れるため、デジタル一眼レフにこのレンズをつけて、ぷらっと桜を見に行きたいなと思っております。