フィルムで写真を撮ってみませんか。

「フィルムを使う写真に興味を持つ人を一人でも増やす」ことが目標の一個人の活動

依頼撮影

 さて。

 家庭、仕事共に慌ただしく、なかなか書くこともなく、ほったらかしになってしまいました。

 先日、職場の他係が主催するイベントがあり、そこの係員が親しいことから、記録係(撮影係)を依頼されました。最終的な納品スタイルはCD-RもしくはDVD-Rであること、かなり暗い会場とのことなので、ここはフィルムカメラではなく、デジタルカメラで臨みました。

 ただ、残念なくらいに事前に会場についての説明もないうえ、資料によると、撮影以外にも雑務がいくつかあることがわかりました。

 本来、撮影会場についての情報がなければ、障害となりうるものを想定し、なるべく多くの撮影機材で臨むべきだと思っておりますが、他にも作業があるのであれば、撮影機材をやたら多くするすることで、フットワークも悪くなり、また、一般人も多くやってくるというイベントであるため、盗難や破損などのトラブルも考慮しなければなりません。カメラ本体にレンズは1本、外付けのストロボ(スピードライト・フラッシュ)のみとすることとしました。

 私が持っているデジタルカメラは、一眼レフのニコンD750とDf、ミラーレスのソニーα7とNEX-5の4機種4台です。会場は暗いということなので、APS-Cフォーマットよりフルサイズのほうがましでしょう。NEX-5は脱落しました。

 Dfは、暗所に強いと評判ですが、1600万画素で、機材を減らすために標準ズームレンズ一本にするのであれば、トリミングをすることが厳しくなります。

 ニコンD750+24-120F4にするか、ソニーα7+28-70F3.5-5.6にするかは、当日の朝まで悩んでおりました。ズームレンジはニコン優位、フットワーク性は圧倒的にソニー優位です。結果的には、ソニーα7としました。

 

 実は、最近はニコンDfばかりを使用していたので、α7は半年ぶりの登場でした。当たり前ですが、ミラーもプリズムもないので圧倒的に一眼レフより軽く、また、レンズも小型で、さらにストロボもニッシンi40という小さく軽いものでしたので、1日持ち続けていても大した肩こりにもならず、手も筋肉痛にならず、最小限の体の負担で済みました。

 ただ、最新のミラーレスであれば当然随分進化しているものとは思いますが、やっぱり、一眼レフの見え方に比べれば、撮影素子と液晶を介する分、ファインダーに違和感がありました。

 

 先ほど、ざっと撮影した映像を見てみましたが、一応、たいしてブレも起こさず、それなりに広報誌くらいには使えるクオリティでほっとしました。

 ただ、ネガフィルムと比べて、白飛び、黒つぶれが多く感じられ、結果的にはISO400や800に設定して撮れたことから、ネガフィルムで撮れれば良かったのに、と、少し思いました。ざっと400枚くらいだから、36枚フィルムで11本、経費では落としてくれないだろうけど。