フィルムで写真を撮ってみませんか。

「フィルムを使う写真に興味を持つ人を一人でも増やす」ことが目標の一個人の活動

欲しいが、先立つものがない

 さて。

 自粛自粛で仕事以外は引き籠り生活をしております。暦通りの休みのはずが、明日は出勤となったので、連休は実質今日で終わりです。やったことは自室の片付けと、近所を散歩、昼からウイスキーを嗜んだ程度。明らかにコロナを言い訳にした体重増加しております。

 

 タイトルの通り、欲しいものがあります。

 ペンタックスの、FAリミテッドレンズ3本です。先日、HDコーティングにリニューアル(マイチェン?)しましたが、私のターゲットは、旧機種となったSMCコーティングのものです。

 そして、このレンズは、ずっと憧れているものでもあります。

(参考)

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

 20年ほど前、ニコンしか使ったことがなかった私が初めて入手したニコン以外のカメラは、ペンタックスLXでした。

 (参考)

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

 この旧タイプのFAリミテッドレンズ3本が、新品最安値で約20万円。相応しいと思われるK-1Mark2が約20万円。合計、40万円。

 残念ながら、勤め人で高給取りではない私にとって、60万円はかなりな高額です。ポンと捻出できません。それでも買うとなると、かなりの機材を放出しなければなりませんが、フィルムカメラは非常にかわいそうになる値付けです。

 私が所有している機材のうち、比較的、換金性が高いのは中判カメラとレンズです。先日来、使用者が少ないため仕方がないのですが、フィルムも現像料金も高額になり、かつ、日数もかなりかかるようになりました。中判フィルムを辞める覚悟で、すべての機材を放出すれば、レンズ3本は何とか購入できるかもしれません。

 

 現在、ニコンFマウントで、フィルムとデジタルの相互乗り換えができるシステムを構築しています。つまり、例えばフィルム写真のためにF3を持ち出し、デジタル写真のためにDfを持ち出し、レンズは共用する、といった具合に。

 ペンタックスK-1Mark2を入手すれば、これと同様のことが、ペンタックスはLXやZ-1Pを使用して、可能となります。これもまた大きな魅力です。

 半面、昨年入手したハッセルブラッドのシステムを拡充し、デジタルバッグを入手すれば、これもまたフィルムとデジタルの相互乗り換えができるシステムとなります。これもまた、100万円近い財力が必要ですが・・・

 

 暇を持て余していると、物欲ばかりがふつふつとわいてきてろくなことがないですね。その暇な時間に、一枚でも写真を撮れば、少しは腕がましになるのに、そうはしないという、怠惰な、5月病にかかったような感じです。

 

 さて、自粛後に思いをはせ、少しずつへそくりをためていこうと思っております。 

レンズ購入

 さて。

 4月に入り、しかし、コロナ蔓延のため自粛自粛でなかなか仕事以外には外出しにくい日々が続いております。

 コロナ禍が過ぎ去ったのちを見越して、レンズを一本購入しました。新品ではなく、結構古いものです。購入したのは、こちらのレンズです。

www.nikon-image.com

 

 私は、中望遠クラスのレンズ、特に100mm~135mmくらいの焦点距離のレンズが大好物です。特に、大口径ではないレンズは、数千円程度で非常によいものが手に入ります。必然的に多く集まってきておりました。

 今回入手したレンズは、1983年、ニコンのフラッグシップ機F3の1バリエーションとして登場した、ニコンF3AF用のレンズ2本のうちの一本です。ニコンF3AFは、ニコン初のオートフォーカス一眼レフであり、かつ、超高級機、通常のF3でも1980年代初頭に13万円くらいだったかと思いますが、F3AFは25万円であったと記憶しております。その専用レンズの描写力を手抜きしているはずはありません。しかし、大変残念なことに、こちらのレンズ(同時発売の200mmF3.5もですが)は、ニコン純正レンズにも拘らず、オートフォーカスカメラでは、ニコンF4、F501以外では装着禁止となっております。なんでも、電子接点がワルサをし、カメラを壊してしまう可能性があるから、だとか。そのため、光学系には何ら問題のない個体が非常に気の毒なお値段で売られておりました。

 

 入手後、早速、所有のF4に装着します。しかし、うんともすんとも動かず・・・レンズも認識せず・・・これは、もしや、電気系統が壊れているのでは!?

 ラッキー。もしかしたら、他のオートフォーカス一眼レフカメラにも装着できる(オートフォーカスは使えないのはハナより諦めていました)のでは!?と思い、ワンコイン以下で入手した、各オートフォーカスカメラに装着するも、やはり、認識せず。

 恐る恐る、デジタル主力機のニコンDf、D750に装着しても反応なし。ラッキーーーー!!!!

 

 本日、D750に装着し、持ち出したところ、予想通り、ピントが合ったところはシャープに、背景のボケ味は滑らかで、全く非のつけようのない描写力でした。加えて、マニュアルフォーカス時のピントリングの節度ある重さと、絞りリングの上質加減、鏡筒に貼られた合成皮革の高級感。間違いなく、超一級品です。

 

 もう一本、今度は完全動作品を購入し、F4に装着、オートフォーカスでの撮影を楽しみたい、と、物色を始めてしまいました。 

ハッセルブラッド500C/Mでの撮影

 さて。

 昨年、ハッセルブラッド500C/Mを購入したものの、なかなか持ち出す機会もなかったのですが、本日、ソメイヨシノが満開なこともあり、コロナ禍ではありますが、徒歩圏内にお散歩がてら持ち出してみました。

(参考)

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

 私が所有するハッセルブラッド全戦力の、本体、いずれもCレンズ黒鏡筒の、ディスタゴン50mmF4、Sプラナー120mmF5.6、ゾナー250mmF5.6と、デジタル撮影用として、ニコンDf(マウントアダプターでハッセルレンズのみ使用)を持ち出しました。

 

 外は、コロナなどどこ吹く風の、満開です。ただの一人もお花見をしていないことが、コロナによる異常でしょうか、まぁ、朝早いことや、お花見のためにブルーシートを引くようなところではなかったのですが。

 のんびりと2時間かけ、三脚を使ったり使わなかったりで、120フィルム12枚撮りを2本撮りました。

 

 撮り終えたら早々に現像に出してきました。地方都市ではあるものの、心意気のあるカメラ屋さんが1時間でブローニフィルムのネガを現像してくれます。プリントも考えましたが、とりあえず、ネガ現像のみお願いしました。また、委託販売をしていたオリンパスOMカメラ、レンズの一部が売れたということで、その売り上げの一部をいただいてきました。

 

 撮影した時、結果の絵を見てみての感想は、

コントラストが結構高い。

・逆光に強い(曇っているSプラナーは除く)。

・曇っていても、Sプラナーは、すごい解像度だ。

ということでした。

 

 Sプラナーは、委託販売の売上金でオーバーホールしようと思っています。

 

 しかし、反面、20年来の相棒のゼンザブロニカS2と比べて、

・(特に広角側で)寄れない。

・クイックリターンでないので扱いにくい。

・レンズ交換がマジ怖い(チャージせずに外したり、チャージしていないレンズをつけると大ごとになるらしい)。

・静かなので、撮っている満足感は低い。

・フィルム交換でガイドに通すのが面倒くさい。

 

 と、慣れのことも大いにあるのでしょうが、私には失敗防止機能満載のゼンザブロニカのほうが気楽でよかった、と思うことも多々ありました。一年で持ち出したのは片手の回数です。今年こそはもう少し持ち出したいのですが・・・ゼンザブロニカS2もまた、やはりいいカメラです。

 明日も天気次第で撮影に行きたいと思っておりますが、明日は135判で行ってみたいと思っております。

 

 

カメラの話(コラム第四回-5)カメラと、バイクと、私。(軽いレンズを求めて)

 さて。

 バイクで持ち運べる小型軽量一眼レフカメラにお似合いのレンズを選定するにあたり、候補が4つありましたが、

(参考) 

film-camera-challenge.hatenablog.com

1 ニコンAiAF35mmF2D

2 ニコンAiAF28mmF2.8D

3 ニコンAiAF24mmF2.8D

4 ニコンAiAF50mmF1.8(DかS)

 

 悩みに悩んで、結果、2本購入しました。

 購入したものは、

4 ニコンAiAF50mmF1.8D

と、候補に挙げていなかったズームレンズ

ニコンAiAF18-35mmF3.5-4.5D

です。

 

 50mmは小型軽量である上に、デジタルカメラのような高感度撮影ができないフィルムカメラにとって、F1.8の大口径により暗いところでもある程度早いシャッタースピードで撮影できることを魅力に感じ、また、1万円を切る価格でしたので購入しました。

 すでに、同焦点距離、同F値の後継機種「AiAF50mmF1.8G」を持ってはおりますが、絞りリングがなく、F70Dでの使用は困難なこと、Gタイプは重さはさほど変わらないものの大きさが大きくなっていること、レンズの構成が異なることから、別の運用をするので重複はしないと判断しました。

 購入したもう一本のズームレンズは、18mmスタートの超広角にも拘らず、370gしかありません。フィルター径が77mmもあり、かさばりはしますが、超広角レンズの中では非常に小さく軽い部類です。今までさほど興味を持ってこなかったジャンルではありますが、新たな扉を開けてくれるのではないかとの期待も込めて購入しました。

 

 後は、良い季節にもなってきましたし、写真を撮りに行くだけです。今年はいっぱいフィルムを使いたいな、と思っております。

カメラの話(コラム第四回-4)カメラと、バイクと、私。(バイク一年生卒業と、初めての立ちごけ)

 さて。

 中型二輪免許を取得して1年間が経ちました。ようやく1年目、という日に、初めての立ちごけをしてしまいました。

 行きつけのワーク〇ンに、冬用の手袋がボロボロになったので、買い替えのため、開店時刻である7時に寄ったときのことです。

 私はいつも、バイクから降りるときに、左足でサイドスタントを出して、左へ降りていくのですが、いつものように操作したつもりが「カタンッ」という音がしました。

 さほど気にせずそのまま、サイドスタンドへバイクを預けようとするも・・・・預けられない、、、、そのまま、うおおおお、と思っているうちに、徐々にバイクは傾き・・・・ゴチッ

 非常に格好悪い、立ちごけです。幸い、そっと置くように横倒しにできたので、バイクへのダメージはゼロ。ただ、お店の中から外を見ていた店員さんの口はアングリ。

 ま、まぁ、そんなこともあるさね、というわけで、気を取り直して店内に入り、物色、良さそうな感じの手袋と、振動で足がしびれるので厚めの靴の中敷きをGETし、早々に退散しました。

 

 幸い、立ちごけではリュックサックを背負っていたものの中身をぶちまけるどころか、リュックサックを地面や壁にぶつけることもありませんでした。もう、これなら、リュックサックにカメラを入れても安心です。

 

 小さく軽いため、リュックサックにはオリンパスPEN EES2を入れてうろうろしていたのですが、距離が目測であること、最短撮影距離が90cmであること、操れる楽しみ(喜び)がないことから、小さからぬ不満も持っていたところでした。やっぱり、一眼レフがいいなぁ・・・

 昨年末、使用に差し支えないオートフォーカス一眼レフカメラニコンF70DとニコンU2の2台を格安でGETしており、しかし、その活躍の場を与えることができていませんでした。マニュアルフォーカスでも良いのですが、手軽なオートフォーカスが肩の力を抜くにはちょうどいい気がしました。残念ながら、マニュアルフォーカス用レンズはそれなりに一そろえ持っているものの、オートフォーカスの小さなレンズ、となると、魚眼レンズしか所有していません。そこで、バイクで持ち出しても負担にならない程度のオートフォーカスレンズを選定しました。F70Dでも使いたいので、ニコン「G」レンズでは絞り優先オート露出ができません。「S」レンズか「D」レンズからの選定としました。

候補は、

1 ニコンAiAF35mmF2D

2 ニコンAiAF28mmF2.8D

3 ニコンAiAF24mmF2.8D

4 ニコンAiAF50mmF1.8(DかS)

 

 1は、かつて所有、非常に愛用しておりました。当時は、ニコンF90XSにつけて、色々持ち出していました、よく考えてみると、そのころは車もバイクも持っておらず、自転車で持ち運んでいました。バイクで出かける際にも最適に思えました。しかし、中古で安く買おうと思うと、残念ながら曇っているレンズが多いようです。長く使うことを思うと、今はクリアーでも曇ってくるかもしれません。精神衛生上よろしくありません。

 2は、1万円程度で購入できそうで、非常に良い選択肢に思えました。早速、有名カメラ店にて発注したのですが、残念なことに、売り切れでした。アラを探していると、私はマニュアルフォーカスのAi-S28mmF2.8を所有しているのですが、マニュアルフォーカスレンズの最短撮影距離は20cmに対し、このレンズは25cmのようです。「寄れることは能力である」と思っておりますので、少し、気分がなえてしまいました。

 3は、超広角の入り口になるためか、あまり数がありませんでした。そして、一本のみにするには、少し広角過ぎて、遠近感が誇張されます。さらに、私は24mmに苦手意識があるので、避けるようにしました。

 4のうち、特にDレンズは155gとかなり軽いことが最大の魅力です。このレンズの後継機種のAF-S50mmF1.8Gは持っておりますが、体積は随分小さいこと、かなり歴史を持ったレンズ構成でフィルムに適当そうなこと、1万円程度で購入できそうなことが魅力です。また、F1.8の明るさがあれば、絞りでボケ味の調節も可能です。ただし、一本のみの持ち運びでは、50mmでは撮れる範囲が狭いようにも感じます。

 

 最終的には、AiAF50mmF1.8Dに落ち着くのではないかと思っております。やはり、軽いことは正義です。

 早く良いものと巡り合えればいいのですが。

普及活動

 さて。

 職場に若者が数人いるのですが、少なくとも、二人はデジタル一眼(レフ、ミラーレス)を持っていることがわかっております。そのうちの一人は、もっと、小型軽量のカメラが欲しい、と言い始めました。

 若者は最近バイクにも乗り始めたのが、小型軽量のカメラを欲しいと思ったきっかけ、とのこと。となると、頑丈かつ安価で扱いやすいものがいいでしょう。

 

 私の持っているカメラの中で、小型軽量、頑丈、安価、扱いやすいと思えるものは、オリンパスペンEES-2しかありませんでした。

(参考)

www.olympus.co.jp

 自動露出、ピントは目測とはいえ、複数段階のクリックがあり、裏蓋は丁番式でフィルムカウンターも自動。そして、通常のフィルムの半分のサイズに露光するハーフサイズカメラのため、倍の枚数が撮れる。72枚撮影できれば、一日で撮りきることもそうそうないでしょう。

 

 どうせ、スマートフォンは持ち歩くわけです。接写やより鮮明に撮りたければそれを使えばいいだけ。ゆったりと、フィルムで撮影したいときには、力を入れなくていいこういうカメラがちょうどいいのです。

 

 あとは、いいものがお手頃に見つかればいいのですが。

新春2021年

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。とまぁ、昨年と全く同じ書き始めではございますが。

 (参考)

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

 昨年の目標としておりました、普通自動二輪の免許は3月に取得でき、一つの目標は達成しました。とはいうものの、まだ2000kmそこそこしか乗れておりません。幸いにも、職場の同僚が昨年末に同じく普通自動二輪免許を取得、年明け早々にバイクを買う運びとなっておりますので、ツーリングする機会が増えるかもしれません。

 

 昨年は、私の機材が大幅に変わった年でもありました。まず、ハッセルブラッドがやって来ました。

(参考) 

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

 そして、デジタルカメラ用限定ではありますが、ニコン200mm-500mmの超望遠が加わりました。

 特殊撮影用のニコンPCニッコール35mmF2.8もやってきました。

 

 去っていったものも多くありました。ここ数年、主力級として活躍していた、OM-1を中心とするオリンパスのセットすべてを手放しました。

(参考) 

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

 毎年のことですが、今年こそはどんどんと写真を撮っていきたいと思います。なかなか、子供二人を抱えていると、週末は子供の相手と体力回復の時間を取られて、撮影まで至れません。

 そこで、今年は、夜撮影にチャレンジしてみたいと思います。

 

 では、今年もよろしくお願いします。