フィルムで写真を撮ってみませんか。

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カメラの話 その12 新春

 さて。

 あけましておめでとうございます。本ブログを初めて初めてのお正月ですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 私はこの年末年始は遠出をせず、最も遠いところで私の実家の50kmほど離れた二つ隣町に顔出しあいさつに行く程度で終わりそうです。

 

 新年初の話題でございます。このビッグニュースを差し置いて、他に語るべき話題はございません。

www.nikon-image.com

 

 な、なんと、今年3月末までの限定で、ニコンのマニュアルフォーカスカメラのメンテナンスをニコンがしてくれるというものです。驚きました。マニュアルフォーカスに限りますが、フラッグシップ機のF、F2、F3はもちろん、エントリー機種で絞り優先オートのみのかわいらしいEMや、ニコマートシリーズ、瞬間絞り込み測光に多分割測光も有するFA、FMシリーズ、FEシリーズと、ほとんど受けてくれるそうです。

 しかし、部品交換を要するものは不可、という情報もございます。おそらく、ニコンが有するこれらカメラの部品の総浚いをするのではないかと私自身は勘ぐっております。いや、もちろん、ニコンの「長年のご愛顧に感謝して」というのが第一ではございますが、これを機に、一斉に部品を放出してしまうのではないかと・・・ということは、今後のメンテナンスはこれを最後により一層難しくなるのではないかと思っております。

 

 我が家には該当するカメラは3台ございますが、ニコンフォトミックFTNは昨年オーバーホールしたところですしF3も数年前にオーバーホール済みです。まったく機能に不都合はないのですが、8年前にオーバーホールした「シンプルニコン」FEをお願いしようと思っています。私のこのカメラには後継機種のFM3A用のファインダースクリーンを入れた都合上、2/3段の露出補正をかけなければいけない状態になっている(後継機種のスクリーンのほうが明るい→2/3段感度が低いフィルム感度に合わせる(EX.ISO100のフィルムを入れるときは、ISO64の指標に合わせる)必要が出ているので、この補正をしてくれるとうれしいな、とも思っています。

 

 マニュアルフォーカスカメラは、結構頑丈です。整備なしに使い続けられているものもあると思います。しかし、ここで最後に手を入れておけば、さらに寿命が延びることはもちろん、安心して使える期間もまた伸びることになります。この機会を逃す手はございません。

 ニコンのカメラらしいカメラを使いたいアナタへ!

 Dfは、3月以降も購入できます。しかし、マニュアルフォーカスカメラの整備はこれが最後だと肝に銘じて、どちらが大事か考えてみてください。

 Dfを買う資金があれば、F、F2、F3のかなり程度の良いものを買って、すべて整備しても十分おつりがあるのではないでしょうか。

 

 新春のあいさつに代えまして、今がニコンマニュアルフォーカスカメラの最大の買い時であることをお伝え申し上げます。