さて。
今朝からは一段と冷え込み、いつの間にか紅葉も散り枝だけの木となっておりました。今年も紅葉を撮影することはおろか、見ることもなく終わってしまいました。
当ブログで3番目にアクセス数の多いカメラは、オリンパスOM-1でございました。
film-camera-challenge.hatenablog.com
当初は全くアクセスがありませんでした。オリンパス社専門にされていらっしゃるホームページ様が多いからでしょうか。
昨年は随分と持ち出し、フィルムカメラで最も多く使ったカメラでした。小型軽量で凝縮感があり、とろんとした優しいシャッター音。さりげないけれども、撮っている満足感が得られます。しかし、今年になってからは、稼働率が下がっておりました。
その最大の原因は、ファインダーの暗さとファインダー内情報の少なさ。ファインダーが暗く、ピントを外した写真が多いのです。レンズも小型のものを選んでいるので、21mmF3.5や135mmF3.5など、暗いものが多いことも原因なのでしょうが。
ファインダー内情報は、オリンパスOMシステムの宿命として、絞り値がわからないのみならず、設定したシャッタースピードもわからず、あるのは露出計の針のみです。
このカメラの向いている撮影方法は、三脚を立てて、しっかりとピントを合わせて撮るスタイルかもしれませんが、デジタルカメラでヒョイヒョイと感度をあげてブレないようにするのに慣れてしまうと、三脚を持ち運ぶことすら億劫になってしまっています。本当は、三脚にはブレを防止するだけではなく、構図を決める大事な効果があるのに。
OM-1は、オリンパスOMシリーズで唯一のミラーアップ機能があります。これは、一眼レフカメラで撮影をする際に跳ね上がるように駆動するミラーを、あらかじめ上げておいて、その振動によるブレを防ぐ機能です。ミラーアップすると、ファインダーは真っ黒になり見えなくなります。主には超望遠撮影の天体写真や、拡大写真で使われるものです。
今年ものこり1か月余りとなりましたが、一本、すべてOM-1のミラーアップで写真を撮ってみようかな、と思いました。