フィルムで写真を撮ってみませんか。

「フィルムを使う写真に興味を持つ人を一人でも増やす」ことが目標の一個人の活動

レンズは、専用品に限る

 さて。

 随分と間隔があいてしまいました。年度が替わり、仕事がかなり忙しくなって、また、近々家族が増えることとなり、なかなか書く時間がありませんでした。申し訳ございません。

 というのは言い訳で、実際には撮影する時間・機会・気力がなく、書けることもなかった、というのが実のところでございます。

 

 本日、久しぶりにレンズを購入しました。

 購入したレンズは、オリンパスPEN F用38mmF1.8です。

http://film-camera-challenge.hatenablog.com/entry/2018/04/02/150326

このカメラの、標準レンズになります。

 

 実は、購入時にジャンク品の標準レンズが付いていたものの、絞り羽根が外れており、修理業者から再起不能とされておりました。

 続いて2本、オークションで落札したものの、1本はヘリコイドが歪んでおりどうしようもなく、もう一本はカビだらけ&傷だらけの代物。

 どうしても、年月が経つと、もともと現在のものと比べて解像度が低い上に、劣化をしているため、本来の性能を発揮できません。この時代のレンズは、現代のものと比べるまでもなく、コーティング技術が途上で、すぐにフレアがでたり、ゴーストが出たり、まぁ、それがいいこともあるのですが、像の劣化は否めない悪影響を及ぼすことも多々あります。

 幸いにも、オリンパスOMマウントのレンズは、最近の、といっても1980年代~90年代のものだとは思いますが、マルチコーティングされたレンズが21mmから135mmまで入手出来ておりましたので、私のPEN FVは、OMマウントのアダプターを常時取り付け、あたかもOMマウントのカメラとして使用しようと心に決め、PEN Fマウントのレンズを探すこともあきらめていました。

 

 本日、偶然にも良いレンズを発見。お小遣いで買える範囲でもあったので、即購入し、早速取り付けてみたところ、マウントアダプター併用とくらべて、

1.シャッターを切るまで絞り開放、シャッターを切った瞬間に絞り込み

2.ハーフサイズのイメージサークルに合わせており、小型軽量のレンズ

3.デザインの統一感

 と、1960年代にすでに達成されていた利点に、大満足。

 

 これで、昭和42年に発売されたオリンパスPEN FVは、圧倒的に使いやすくなり、私の日常のお散歩カメラとして活躍してくれることでしょう。