さて。
前回に、所有していないカメラのことを書いてみると、一気に気が楽になりました。現在所有しているカメラは一通り書いてしまったし、レンズに触れていこうと考えていたものの、作例のupはどうしても必要と思われるけれども、作例のupのためにはデジタルカメラの使用が圧倒的に便利であり、本ブログの趣旨と反してしまうし、かといって、防湿庫がいっぱいなのに、さらにカメラを買い続けることもなかなか難しいし、と悩んでいたところでした。
今回は、プロ用機種について書いてみたいと思います。
前回記載した、キヤノン最後のフィルム一眼レフカメラ「EOS-1V」は、間違いなく、プロ用のカメラでございました。では、プロ用とはどのようなカメラのことでしょうか。
film-camera-challenge.hatenablog.com
プロ用のカメラといっても、プロ以外の方でも購入ができます(できました)。というか、プロと名乗るために何らかの資格が必要な訳ではないので、「俺はプロだぜ!」って言ったら、それでメシを食べているかどうかも、仕事歴が1時間であっても、プロということになっちゃうわけであって、広く開かれた門であるわけです。
では、プロ用のカメラとは。
プロがお仕事に使えるだけの耐久性を有し、それとともに信頼性を有し、さらには操作性を有したカメラ、といえば良いでしょうか。
例えば、
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キヤノンF-1改
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ペンタックスLX
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ニコンフォトミックFTN
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オリンパスOM-4Ti
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これらは、まず間違いなく、プロカメラマンが第一線で使用していたカメラでございます。どの機種であっても、所有欲、写欲を満たしてくれることは間違いありません。
プロ用の機種は、その用途にこたえるために、(当時の)最先端の技術と信頼性、耐久性を兼ね備えたものです。そのため、他の機種(いわゆる、アマチュア用機種)に比べると、大きく重いのがほとんどです。また、製造販売されていた当時は、月収〇か月分なんてものもザラだったことでしょう。なんせ、商売の道具ですからね。お父さんが日曜日に家族写真を撮るために要する信頼性とは別次元のものだったわけです。それが、一部のレア機種(限定品などですね)を除くと、お小遣い程度で買えるものも多々あります。それでかつ、高品位なものが味わえるのですから、言うことなしではないでしょうか。
とはいうものの、さすがに製造販売が終了して10年以上経過すると、経年劣化による不調や修理不能の不安も出てまいりました。また、オークションや中古カメラ店において、圧倒的に良いものが減ってきており、また、良い個体があっても、価格がじりじりと、ここ最近においては急激にといっても過言ではない程度に上昇しております。いいもの持ってたら、手放しませんものね。
信頼面や需要と供給のバランスを鑑みると、今がフィルムカメラを使うラストチャンスです。