さて。
フィルムカメラはほとんど使わなくなり、そのレンズなどの機材も少しずつ手放し、その代わりにいくつかの欲しい機材を購入し、機材の入れ替えが進んでいた時期でした。
ソニーから、NEXシリーズが発売されました。当時、すでにマイクロフォーサーズ規格でのミラーレスカメラが発売されていた後ではありましたが、APS-Cサイズのセンサーを搭載したミラーレスカメラは初ではなかったかと思います。
発売後、約一年がたち、後継機種が出た段階で値崩れをしていた、NEX-5を購入しました。
その主たる目的は、EOS5DMark2に装着できないレンズをアダプター経由で装着し、撮影すること。当時有していたマウントのうち、ニコンF、オリンパスOM、M42はアダプターでEOS5DMark2に装着できていましたが、ペンタックスKのごくわずかに残したレンズやミノルタSRは限りなく死蔵状態となっておりました。
NEX-5購入後、これらのマウントのレンズが活用できるようになったものの、ファインダーがないためホールディングが甘く、ブレた写真を量産しておりました。
そして、2013年秋に、ソニーα7が発売。発売と同時に購入しました。フルサイズで、かつ、ファインダーがあります。これで、EOSにつけられなかったレンズたちも思いっきり使えるし、拡大表示で厳密なピント合わせも可能だ。これぞ、マウント交換式の理想のカメラだ、と期待しての購入でした。
持ち出す頻度は、EOS5DMark2よりはるかに多く、また、フィルムカメラは全く使わなくなりました。
しかし。どうにもフレアっぽいのです。純正レンズは安いセットの標準ズームだけ(今も)しか所有していないのですが、それと比べても、画面全体が白っぽくなるのです。逆光でもないのに、派手なフレアーが画面を横断、縦断するように走っていました。
レンズがオールドレンズだからだ。これで、味のある描写ができるのだ。そう、思って、信じて、おりました。
そのような状況の中、以前から探し求めていたものを発見、購入し、それにより、味のある描写という認識は誤りだったということに気が付いたのでした。