フィルムで写真を撮ってみませんか。

「フィルムを使う写真に興味を持つ人を一人でも増やす」ことが目標の一個人の活動

レンズ購入

 さて。

 4月に入り、しかし、コロナ蔓延のため自粛自粛でなかなか仕事以外には外出しにくい日々が続いております。

 コロナ禍が過ぎ去ったのちを見越して、レンズを一本購入しました。新品ではなく、結構古いものです。購入したのは、こちらのレンズです。

www.nikon-image.com

 

 私は、中望遠クラスのレンズ、特に100mm~135mmくらいの焦点距離のレンズが大好物です。特に、大口径ではないレンズは、数千円程度で非常によいものが手に入ります。必然的に多く集まってきておりました。

 今回入手したレンズは、1983年、ニコンのフラッグシップ機F3の1バリエーションとして登場した、ニコンF3AF用のレンズ2本のうちの一本です。ニコンF3AFは、ニコン初のオートフォーカス一眼レフであり、かつ、超高級機、通常のF3でも1980年代初頭に13万円くらいだったかと思いますが、F3AFは25万円であったと記憶しております。その専用レンズの描写力を手抜きしているはずはありません。しかし、大変残念なことに、こちらのレンズ(同時発売の200mmF3.5もですが)は、ニコン純正レンズにも拘らず、オートフォーカスカメラでは、ニコンF4、F501以外では装着禁止となっております。なんでも、電子接点がワルサをし、カメラを壊してしまう可能性があるから、だとか。そのため、光学系には何ら問題のない個体が非常に気の毒なお値段で売られておりました。

 

 入手後、早速、所有のF4に装着します。しかし、うんともすんとも動かず・・・レンズも認識せず・・・これは、もしや、電気系統が壊れているのでは!?

 ラッキー。もしかしたら、他のオートフォーカス一眼レフカメラにも装着できる(オートフォーカスは使えないのはハナより諦めていました)のでは!?と思い、ワンコイン以下で入手した、各オートフォーカスカメラに装着するも、やはり、認識せず。

 恐る恐る、デジタル主力機のニコンDf、D750に装着しても反応なし。ラッキーーーー!!!!

 

 本日、D750に装着し、持ち出したところ、予想通り、ピントが合ったところはシャープに、背景のボケ味は滑らかで、全く非のつけようのない描写力でした。加えて、マニュアルフォーカス時のピントリングの節度ある重さと、絞りリングの上質加減、鏡筒に貼られた合成皮革の高級感。間違いなく、超一級品です。

 

 もう一本、今度は完全動作品を購入し、F4に装着、オートフォーカスでの撮影を楽しみたい、と、物色を始めてしまいました。