フィルムで写真を撮ってみませんか。

「フィルムを使う写真に興味を持つ人を一人でも増やす」ことが目標の一個人の活動

デジタルカメラ再編をするか否か

 さて。

 昨日、約10kmを2時間かけて歩いてみました。特に目的があったわけではなく、2年越しの忘年会の開催まで時間があったので、どこまで歩けるか試してみた結果ではありますが。

 私も不惑の歳を迎え、体力の衰え、視力の弱りを感じるようになってきました。特に、今日は。

 今日は子供のイベントで、ハイキング(といっても、4,5km程度のもの)に行ったのですが、お供はすぐに画像のアップが必要ということもあり、ソニーα7(初代無印)と純正の28-70ズームレンズをつけて行ってきました。

 良いか悪いかは別として、本日イベントの参加子供は我が家の子供1人。私は我が子の専属撮影班、ということになりました。通常、こういったイベントものの撮影にはデジタル一眼レフカメラニコンD750かDf(その差は内蔵ストロボがいるかどうかで決めている)で参加しているのですが、今日は数km歩くとのことであり、少しでも軽くしたいという気持ちから、ソニーα7を久ぶりに持ち出しました。

 

 元同僚がニコンZ6を所有しており、その手振れ補正性能とオートフォーカス性能にびっくりしたのが先週のこと。2013年発売の我がα7には手振れ補正機能自体がなく、オートフォーカスができるエリアも段違いに小さく、なんとも非力に、頼りなく感じてしまいました。加えて、昨日は初めてニコンZfcを触り、レトロデザイン懐古主義なんちゃっけかっこつけと思っていた(馬鹿にしていた)ものの、そのクオリティの高さにびっくりしつつ、琴線に触れ、どうしたものかと思っていた矢先の、我がα7無印のふがいなさ。

 

 私はα7は交換ボディーとして、発売された直後、2013年末だったと思いますが、に持っているレンズ資産を生かすためのデジタル撮影装置として購入しました。 そして、ニコンF、ミノルタSR、M42ペンタックスK、キヤノンFD、オリンパスOMマウントの各アダプターを持ち、交換ボディー、フィルムの代わりとしてほどほどに働いてきてくれました。いまだに2430万画素は、ニコンD750と並び私が所有するデジタルカメラの最高画素数でもあります。もう一台所有するコンパクトミラーレスカメラはソニーNEX-5。こちらは2010年発売の現在所有する中では最古参のデジタルカメラになります。

 

 α7とNEX-5、どちらも、壊れないのです。壊れてしまうとあきらめて(腹をくくって)新しいカメラに買い替えられるものの、いつまでたっても壊れないのです。「ソニー製品には時期が来たら壊れちゃうタイマーが仕込まれている」という噂は噓のようです。全然、壊れません。まぁ、ソニーの想定よりも撮影枚数や頻度が少ないのかもしれないのですが。

 

 結局のところ、ふんだんに予算があるわけではないので、頻繁にデジタルカメラをバージョンアップすることはできません。壊れてしまったら、とか、どうしても他のシステムに移行しなきゃいけない事情ができたから、とかでないとなかなかオール入れ替えなんてできません。なんせ、昔は「マウント」の縛りがあって、同じメーカー(AF,MFによりマウントが異なったキヤノンミノルタなどの例もある)でないとカメラレンズを全とっかえしないとシステム移行ができないと言われていたものが、最近ではさらにバッテリーや記憶メモリーカードの違いまで出てきて、その出費ダメージはさらに大きなものになっちゃいました。

 

 NEX-5かα7(初代)のどちらかが故障し修理費用が大いに掛かるようになった時、その時に冷静な頭を持って、そのままソニーのミラーレスカメラを買うか、一眼レフと同じくニコンにするか、考えようと、問題は先送りすることとしました。