さて。
前の更新から少し間が空きましたが、この間に、我が家にはデジタルカメラが一台増えました。
今回増えたのは、ニコンDfのブラックです。
https://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/df/
現行品ですからあえて説明も要らないと思いますが、強いて言うならば、ダイヤルがいっぱいついた保守的、あるいは懐古主義的なデジタルカメラですね。前々から興味があったものの、20万円を超えるため私にとっては十分高価でなかなか手が出せなかったところ、後押しをいただいて、お安く譲っていただきました。
操作系がダイヤル式であること、正面から見た「Nikon」のロゴが昔懐かしいものであることのほかは、正真正銘のデジタルカメラです。たとえば、FEやFMと正面からのデザインは似るものの分厚く、似ているが故の違和感があります。このニコンDfが私にとって、ニコンの一眼レフカメラ、例えば、ニコンF3やニコンF4の代わりになるのではないかと思いましたが、どうもというか、やはりというか、全く異なった特性のものでした。
驚いたのは、ボディー上面に白文字で、「Made in Japan」と非常に目立つように、主張しているように印字されていたことです。ブラックボディーに白文字なので、遠くからもくっきりわかるほどに、目立ちます。
あまり気にしたことがなかったので、今見てみましたが、私が普段使っているカメラのほとんどに、Made in Japanの印がありました。ニコンF、F3、F4やペンタックスLXといった往年のフラッグシップ機はもちろん、ニコンF90XSや、ペンタックスME-superといった中級機も、「Made in Japan」だったようです。
「Made in Japan」でないとはっきりわかったのは、タイ製のニコンF80Dくらいで、ミノルタX-500には記載がありませんでした。
しかし、「Made in Japan」と書いてある各カメラについて、その印字は底面であること、特別に色も入れられていないことから、よく見ないと見えず、それは、書かなければいけないから書いた、というような目立たなさです。
ニコンDfは仙台ニコンという、ニコン株式会社の子会社で組み立てられているようです。
今や、Made in Japanのカメラは貴重品のようです。このニコンDfは、私にとって最後のMade in Japanのデジタルカメラとなるかもしれません。