さて。
初ハッセルの初撮影を済ませたフィルムが仕上がってきました。
(参考)
film-camera-challenge.hatenablog.com
今回は、カラーネガフィルム「コダック400VC」というネガフィルムの大きく期限が切れたもので撮影したのですが、
・滝をスローシャッターで撮るにもかかわらず、ISO400という中感度フィルムを用いた。
とか、
・早朝のモノトーンに近い光線状況にもかかわらず、ビビッド発色のフィルムを使った。
とか、数々の無謀を行ったことは置いておいて、フィルムバックに若干の露光漏れがありそうな雰囲気にちょっとヘコむなど、色々とございますが、12枚の中から5枚をチョイスし、某大手写真関係チェーン店「ノースビレッジ」にプリントを依頼しました。
プリントははがきサイズで、一枚60円程度でした。まぁ、そんなところでしょうね。
しかし。
その中でそれなりに気に入った写真2枚を4つ切りに引き伸ばそうとオーダーをしたのですが、
1.店舗にある機械では、6×6判のノートリミング(つまりは、正方形の写真)プリントはできない。
2.外注になり、ほぼ2週間がかかる。
3.通常、4つ切りサイズは800円(税抜き)であるが、トリミング処理料金として、プラス1100円がかかる。
1.と2.は、おそらく世の中の少数派のことをお願いしているのだから、仕方がないことだと得心します。
しかし、3.は、どう考えても、説明がおかしく、納得がいきません。「正方形で撮影した原版を長方形にプリントすること」がトリミングだと思っておりますが、「正方形で撮影した原版を正方形にプリントする」ためにトリミング処理料金がかかるということは、腑に落ちません。
「私は、6×6の原版を4つ切り内接で印刷し、余白は切って正方形としたい、つまり、ノートリミングを求めている」
と、説明するも、
「内接でプリントということはデジタルの概念であり、長方形でプリントされるものを正方形でプリントすることがトリミングである、したがって、トリミング処理料金1100円がかかる」
という回答。
ゼンザブロニカで6×6判の撮影を始めてからも18年が経っており、そのころからずっと、常に、「ノースビレッジ」の他店舗で「四つ切(金欠の時は六つ切)内接で」とオーダーし、「余白分がもったいないよねー」と話しておりました。
しかし、今回の「内接はデジタルの概念」とか、「仕上がりが長方形のものを正方形でプリントすることがトリミング」とか、訳が分かりません。
私の理解が不足しているのか、店員さんの説明が悪いのかわかりませんが、この店舗をプリントで使用することはないでしょう(中古カメラにたまに掘り出し物があるので、たまには寄りますが)。
兎も角、4つ切りサイズのスクエア写真をプリントするのは1900円+税がかかるようです、つまりは2000円オーバーです。デジタルカメラでのプリントは、同サイズで800円、2.5倍もします。ブローニフィルムでのプリントも、左右(もしくは上下)を切った、長方形にするのであれば800円でできるようです。
どうして、正方形のものを正方形でプリントするという単純な作業のほうが、正方形のものを長方形にプリントするという複雑な作業のものよりもずっと高価になるのか、どうにも納得がいきません。
ちなみに、はがきサイズへのプリントは、長方形も正方形も同額でした、ますます訳が分かりません。