さて。
本日、子守がてら顔なじみとなったカメラ屋さんを訪れました。最近、いくつかかわいそうなカメラを救出した後でもあり、物欲は停滞中。こういう時にカメラ屋さんを訪れても食指が動かないので、散在せず、安心です。
それにしても、在庫がずいぶんと減っていました。店内外のショーウインドーにも空きが目立ちます。
今年はコロナ禍の影響で、なかなかカメラの仕入れに行けないとのこと。何か、控えの控え選手になっていて使っていないカメラやレンズがあったら、ぜひ当店店頭に並べて欲しい・・・とのことでした。
今、我が家には、十分に手に余る数のカメラとレンズがあります。ニコンはデジタルカメラも併用しているので手元に置くとして、他の135判システムはすべて手放しても、さして撮影に困ることはありません。現在、我が家にはちびっこが2人おり、なかなか撮影に没頭する時間もありません。年単位で撮影に連れていけていないカメラやレンズもゴロゴロあります。
しかし、長年かけてコツコツと綺麗なものを集め、所有後は保管は防湿庫で行っています。今回手放すと、今後、同程度のものが手に入るとはとても思えません。しかし、手放すと、また欲しくなってしまうことでしょう。
オリンパスのシステムは一度構築した後に、すべて処分し、しかし、OM-1の軽快さ、機械としての完成度の高さが忘れられず、再び入手、初めは購入に至らなかった21mmF3.5といったオリンパスらしい小型軽量のレンズや、希少品かつ高価なマクロレンズも入手することになりました。
最近、程度の良いフィルムカメラやフィルムカメラの用のレンズはめっきり減ってしまったように感じます。そして、程度の良いものは、特に中判カメラ、レンズを中心に、価格がどんどん上がっているようにも感じます。当然ながら、数十年も前に生産が終わり、愛用者が減るとともに管理も不十分となり、また、高温多湿の日本ではカメラやレンズにカビが生えることも多々あり、今後、なお一層、程度の良いものは減っていくでしょう。
私の友人には、欲しいカメラやレンズができると、それまで持っていた機材一切を手放し、買い替えていた者もいました。私にはどうにも、その潔さがありません。
私は、今、幸いにもどうしても欲しいカメラやレンズがないことから、手放す理由も弱く、あまり持ち出していないことは少し心が痛むものの、所有機材は手放さないことにしました。