さて。
数日前、ニコンF6が、ニコンホームページの中で、現行品から旧製品のページにうつったとことでした。
ニコンF6は、高速オートフォーカスと連写に主眼を置き、大きく重くなったF5からサイズはF4と類似の重さ、サイズに戻し、しかし、バッテリーグリップをつけると、8コマ/秒の高速連写もでき、ボタン操作を主体としてデジタルカメラと並行して使用するのに違和感がない操作性とするとともに、伝統のフィルム巻き戻しクランクを備えバッテリー切れの際にもフィルムを回収できる機構を持ち、裏蓋を閉じる音にまでこだわって作られた、ニコン最後の最上位機種です。
一時期、兄が所有していたので、何度か触らせてもらいましたが、液晶表示のデジタルライクな操作感になじみがなかったことから遠い存在と思いつつも、私の大好きなニコンF4が壊れた後にはこのカメラを使うことになるのかなと漫然と考えておりましたが、幸いにも私のニコンF4は頑丈で未だ故障知らず、2台の予備機も含めて、当分の間使えそうなことから、私自身が所有することはありませんでした。
2018年にキヤノンEOS1Vが生産終了となり、それから2年余り、よくぞニコンはF6を続けてくれたという感謝の念に堪えません。