さて。
ようやく、最終回まで辿り着くことができました。
結論から申し上げますと、私の使命とは、「フィルムを使い続けること」ということにつきます。その理由は、大別して以下の3つがあります。
1.昔のレンズの適正な評価のため。
film-camera-challenge.hatenablog.com
2.情報の保存のため。
film-camera-challenge.hatenablog.com
3.そもそも、フィルムカメラが好きだから。
先日、ニコン、キヤノン両社から、マウントの変更を伴うフルサイズミラーレス一眼が発表(ニコンはすでに発売)されました。雑誌等の見込みでは、今後はミラーレスに徐々に主軸が動いていくのではないかとの予想のようです。
ますます、一眼レフすらなくなると、筒状のアダプターを経由することとなり、1.の昔のレンズの適正な評価はなされなくなります。
また、いずれも私が現在使用しているカメラですが、ニコンFと、ニコンD750だと、最終的に、永く使用に耐えうるものは、ニコンFではないかと思っております。そのためには、フィルムがあること、フィルムの現像が可能であること、カメラのメンテナンスができる技師さんがいること、が条件となりますが。
当然ながら、デジタルカメラにはフィルムカメラにはない大きな利点が数多くあります。
1.低照度での撮影はフィルムよりはるかに優位である。
2.運動会ではフィルムの交換が不要で、電池が持つ限りあるいは記録カードがいっぱいになるまで撮影ができる。
3.空港での荷物確認で通されるX線透し機によりフィルムが感光しないか心配しなくても良い。
4.モニター上で手軽に大きく拡大して確認できる。
5.画像をすぐに共有したりデータを渡すことができる。
6.ランニングコストが安い。
7.銀、薬品を使わないので環境にやさしい。
8.日進月歩で進化している。
これからも、フィルムを使用するカメラを使い続けることは、懐古主義なのかもしれません。しかし、フィルムでしか撮れない絵があることもまた事実なのです。
これから、姻戚のお祝い事に御呼ばれしていますので、撮影のために出かけます。イベント中の写真は、ニコンD750とタムロンSP35mmF1.8を主要な機材として用いるつもりではございますが、集合写真だけは、フジGS690Ⅲで撮影します。
フィルムで写真を撮ったことがない方へ。
一度、フィルムカメラを手にして、フィルムで写真を撮ってみませんか。
以前フィルムで写真を撮っていたが、近年撮ったことがない方へ。
もう一度、フィルムカメラを手にして、フィルムで写真を撮ってみませんか。
もしかしたら、デジタルカメラやスマートフォンでは得られなかった「何か」が見つかるかもしれませんよ。
そして、それを見つける機会は、今回を逃すと、もう、永遠に来ないかもしれませんよ。