フィルムで写真を撮ってみませんか。

「フィルムを使う写真に興味を持つ人を一人でも増やす」ことが目標の一個人の活動

カメラの話 その2

 さて。

 

 まず、フィルムを使うには、持っているカメラ、余っているカメラ、もらえるカメラを使えばいいんです、何でもいいんです、と、元も子もない話をしてしまいましたが、もしも、残念ながら、フィルムカメラが手に入らなかった方ために、あるいは、もらったカメラから、好きなカメラに移行したい方のために。

 

 おすすめしております35mm判フィルムを使用するカメラにはさまざまな種類があります。大別してみましょう。

1.コンパクトカメラ

2.レンジファインダーカメラ

3.一眼レフカメラ

 1と2は似ていると思っておりますが、1.は一般的な、コンパクトカメラで、いわゆる、シャッターボタンを押したら撮れる、というものです。簡単ではあるものの応用はできず、あくまでの初心者向け、というものがほとんどです。いや、ダメとは言いません、ちゃんとした、フィルムを使用するカメラですから。でも、これでは、先々、満足できなくなっちゃうと思います。

 2は、ちびまる子ちゃんの「たまちゃんのパパ」が使っている、ライカを代表とする古典的なカメラです。レンズはフィルムに光を導くためのもの、それ以外に別にファインダーがあり、構図を決めたり、カメラの機種によってはピントを合わせることが可能です。古典的であるがゆえに古いものも多く、また、「たまちゃんのパパ」が所有する花輪君からもらったライカは私の月給程度もしくはそれをはるかに超えるものであり、まず、フィルムを使うカメラを買ってもいいかな、という程度の興味の方にお勧めできるものではありません。どっぷりとはまって、ぜひとも欲しいと思われる方が買えばいい、という程度に思っております。残念ながら、現に、私も所有しておりません。

 

 ということで、最もお勧めしたいものは3となります。

 

 一眼レフカメラも、1950年代からデジタルカメラに移行し始める2000年代初頭まで、約半世紀に渡り進化してきたものです。進化は、利便性を求めてきたものであり、言葉を変えると、自動化の進化です。

 初期のものは、露出(光の量の調整)やピントを手動で合わせるものであったのが、1970年代から露出が自動化されたものが多くなり、さらには1980年代半ばからはピントが自動化されたものが主体となりました。ただし、自動化されたとはいえ、当初から

完全なものではなく、徐々に、徐々に進化を遂げてきた、ということになります。

 かといって、自動化されたものが便利であるがゆえに楽しいか、というと、またそれは別問題になってきます。

 

 今日はここまでにして、次は、世代別に分類した一眼レフカメラのポジティブポイントとネガティブポイントを整理していきましょう。