フィルムで写真を撮ってみませんか。

「フィルムを使う写真に興味を持つ人を一人でも増やす」ことが目標の一個人の活動

久しぶりの中判カメラ

 さて。

 これまでは、このブログはフィルムの使用者のすそ野を広げるために、最も一般的である135フィルムを使用するカメラを紹介してきたところですが、今回はブローニフィルムを使用する中判カメラのお話です。

(参考)

http://film-camera-challenge.hatenablog.com/entry/2017/10/10/221540

 先週、急に仕事に空きができ、平日にお休みをもらえることができました。

 休日はどうしても、子供の相手という仕事が入り、なかなか一人で写真を撮りに行くということができず、また、子供と一緒にいると、子供の荷物や、子供自身が夕方になると荷物になることがあり、中判カメラを携行することはとても叶わないことです。一人きりでのお休み、中判カメラを持ち出すしかない!と思い、随分と久しぶりに持ち出しました。

 我が家には、一眼レフのゼンザブロニカS2とECTL、レンジファインダーのフジカGW690Ⅲとフジカスーパー6がありますが、ECTLは残念ながら電池切れ。塊感のある一眼レフを使いたかったので、ゼンザブロニカS2の黒を取り出しました。レンズは、ニッコール75mmF2.8DXと40mmF4。フィルムはリバーサルフィルムのベルビア100の120フィルム一本です。

(カメラの写真は撮っていません、インターネット上にいくらでもあると思います)

 

 ゼンザブロニカS2は、6cm×6cmの正方形写真が撮れるカメラ(フィルムバッグを交換することで、6cm×4.5cmでも撮れますが)で、所有して20年近く経つ相棒です。

 中判カメラの一眼レフカメラは、撮影するフィルムが大きい分、レンズもカメラ大きくなり、重くなります。それに、正像でいるためのペンタプリズムを乗っけようとすると、ガラスの塊ですから、さらに大きく重くなります。

 私は、長方形の写真の大半を縦長で撮影します。ペンタプリズムを乗っけていないカメラを縦に構えると、上下が逆像になり、脳内変換ができず、極めて撮影が困難です。かといって、ペンタプリズム乗っけると、体力がついてきません。だから縦横を気にする必要のない、正方形写真が撮れるゼンザブロニカがお気に入りです。

 

  結局、車で横付けできる滝2本に行ってまいりました。

 三脚にカメラを取り付け、最後にガチャっという大きい音を立てるまで巻き上げ、慎重にピントを合わせ、ゆっくりとレリーズを押すと、大きな音を立てて撮影ができます。12枚をゆったりとした気持ちで、滝のさわやかな音を聞きながら、心地よく撮り切って、カメラ屋さんに持っていきました。現像は中7日。土日にしか受け取りに行けないので、今週末が楽しみです。

 たまには、中判カメラでの撮影もいいものです。デジタルカメラで撮影しているときよりも、ゆっくり丁寧に、時間を過ごすことができますよ。