さて。
これは、デジタルカメラでもフィルムカメラででも、初めてカメラを買うときは、しっかりと考えて、しっかりとこだわらなければならない、と思っております。
レンズ交換式カメラには、どうしてもマウントという縛りがあります。
(参考)
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最近、私がどうにも、ますます、どうしても気になっているのは、ペンタックスのFA limitedシリーズ、31mm、43mm、77mmの3本です。
ペンタックスは、旭光学→セイコー→ホヤ→リコーと、ブランドがあちこちの会社に移管されています。経営統合とか、買収とか、子会社化とか、あまり私は知識がないのでよくわかりませんが、私の感覚(主観がほとんど)としては、「どうにかこうにか、ペンタックスブランドがかろうじて維持できている状態」ではないかと思っています。
しかし、ペンタックスは、私にとって並々ならぬこだわりや思い入れを持っているブランドです。
(参考)某P社、ですね。
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経営再編、経営統合が順次なされるということは、徐々に、元々持っていたアイデンティティー主体性よりも経営主体性、すなわち収益主義にシフトされることは明らかです。残念なことではありますが、企業は企業として収益を上げなければなりませんので、仕方がないことです。そうなると、とても収益が出ているとは思えない、FA limitedシリーズは、いつ、切られてもおかしくない、と思っております。
かつて小型軽量で鳴らしたペンタックスが作るフルサイズデジタル一眼レフは、撮影可能状態では1kgを超えます。さらに、先日発売された、トキナーと共同開発だかトキナーのOEMだかわかりませんが、巨大超重量級の50mmF1.4、あれを、どうやら今のペンタックス首脳陣は売れると踏んで販売した、ということには大いなる絶望感を感じております。今のペンタックスの開発者や経営者は、私が親しんでいたペンタックス社の方たちとは別人です。ますます、過去から引継ぎ、そして、収益性の乏しいFA limitedシリーズなんて・・・・
できることであるならば、600g級のペンタックスKマウントフルサイズ一眼レフカメラ、FA limitedシリーズの3本のレンズ、往年の名機LXをドンケF-2に入れて携帯し、ゆったりとした時間を過ごしたいところです。
(参考)
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残念ながら、2019年3月初旬現在、私にとって理想的なKマウントフルサイズデジタル一眼レフカメラは発売されていないので、FA limitedレンズ3本だけでも購入したいところなのですが、いつもシルバーにするかブラックにするか悩んで、最終的な購入に至れておりません。
もしも、私が今から全く新たにカメラ、レンズを購入し、写真ライフを送ることを思い立った状態であるならば、LXとFA limitedシリーズの3本のレンズ、あと重いのはあきらめてK-1Mark2を購入したでしょう。
マウントアダプターでレンズ遊びがやりやすい時代が来ておりますが、所詮は装着が可能になる程度で利便性は純正使用とは明らかに異なります。初めてのカメラのマウントは、使いたいレンズを重々考えて選ばなければならない、ということは、フィルムカメラの頃からなんら変わっていないことだと思います。