フィルムで写真を撮ってみませんか。

「フィルムを使う写真に興味を持つ人を一人でも増やす」ことが目標の一個人の活動

初めての巻き上げアクセサリー

 さて。

 本日、初めて、巻き上げアクセサリーを購入しました。購入したものは、ペンタックスLX用のワインダーLXです。

 (参考)

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

 実は、今まで、巻き上げアクセサリー、いわゆるモータードライブやワインダーと呼ばれるものを購入したことがありませんでした。その理由は以下のためです。

1 もともと、ニコンF3からカメラを使い始めたが、そのモータードライブMD-4は、大きく、また、単三乾電池8本を必要として重かった。徒歩、自転車しか交通手段がない期間が長かったので、重い機材は欲しくなかった。

2 最高6コマ/秒(ミラーアップかつ専用電池を使用した場合)で撮影できても、それだけのフィルム代が捻出できるほどの余裕がなく、連写を必要とする撮影もしていなかった。

3 本当に自動巻き上げが必要な場合には、ニコンF4やF90XSを持っていたのでそれで対応できた。

4 F3で撮影するときは、手で巻き上げるのが好きだった。

 

 本日、ワインダーLXを購入したのは、過去の記憶のニコンMD-4と比べてずっと小さく軽く、電源も単三乾電池4本で、2コマ/秒のおっとりとしたスピード、持っているペンタックスKマウントカメラはいずれも手巻き上げのマニュアルフォーカスカメラのみ。上記の巻き上げ装置を買わなかった理由いずれにも合致しておりません。であれば、買わない理由はありません。

 

 私の所有するLXは約20年前に購入した際にオーバーホールをしました。LXの底面にはワインダーやモータードライブで巻き上げ、巻き戻しをする際に使用するコネクション部分があり、それぞれネジ式の蓋がされています。今回、初めて、その蓋を開き、購入したてのワインダーLXを装着してみました。

 

 ワインダーLXの秒間2コマは軽快で、巻き上げをしないことによりホールでイングも崩れず、連写をする、しないに関わらず安定して撮影できそうである(今日はフィルムを入れない室内での試し切りでしたので)、ということがわかりました。平たく言うと、大満足、どうして今まで持って(買って)いなかったのだろうと思うほどです。

 

 そういえば、ずいぶん昔に、個人のカメラがお好きな方のホームページで、「ニコンF3用のワインダーがあればいいのに」という記事を見たことがありました。ニコンは、私の知る限りでは、1970年代のニコマートELW、ニコンEL2用のものがあっただけで、他のフィルム巻き上げ装置はモータードライブでした。本当に今更ながらですが、ニコンF3にワインダーがあれば、より楽しいカメラになったと、今なら思えます。

断捨離カメラ

 さて。

 まず、カメラを断捨離したわけではございません。なにせ、この間、防湿庫を増設したほどですので。

 (参考)

film-camera-challenge.hatenablog.com

 残念ながら、修理を依頼したハッセルブラッドのフィルムマガジンは未だ修理が完了せず、手元に戻ってきておりません。

(参考) 

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

 私はフレーミングの確実性、システムの拡張性から、一眼レフカメラを好んで使っております。所有する一眼レフカメラでないカメラは、ローライ35S、ニコノス5、フジカGW690Ⅲくらいでしょうか。

 ニコノス5は水中カメラで非常に特殊なものです。

(参考)

film-camera-challenge.hatenablog.com

 フジカGW690Ⅲは6cm×9cmの、我が家では最大のフォーマットの中判カメラです。

 

 というわけで、我が家で最も普通の一眼レフカメラではないカメラは、ローライ35Sです。

(参考) 

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

 ローライ35Sは、ファイダーはありますが距離を測る装置はなく、ピント合わせは目測、つまり、勘と経験で、被写体までの距離を目で測り、その距離を設定、撮影します。露出計は付いておりますので、ある程度それを目安にして絞り値、シャッタースピードを設定します。

 

 今回、私はさらなる機能を削減したカメラを入手しました。

 

 それは、オリンパスペンSです。

 ピント合わせは目測、露出計もないので露出も勘。これ以上ない、シンプルなカメラです。そして、撮影は一般的な135判フィルムを使うものの、そのフォーマットはハーフサイズ、つまり、通常の1/2の面積で撮影します。そのため、36枚撮りフィルムでは72枚撮影できるため、近所で撮影をする程度であれば、予備のフィルムも不要、カメラ本体だけでプラっと外出できる、最小の断捨離カメラです。

 

 問題は、一眼レフでのピント合わせと、内蔵露出計や外部露出計に慣れちゃっていて、勘がろくすっぽ働かないので、まともに撮影できているかどうか、なのですが。

 

 

 

娘のカメラ

 さて。

 私には今年小学一年生になった娘がいるのですが、最近、やけに私の真似をしたがります。雨の間をくぐって写真を撮りに行こうとすると付いてくるし、数日に一回、将棋をしようと言ってきます。

 娘が3歳のころ、サンタさんがクリスマスプレゼントに、ニコンデジタルカメラを持ってきてくれました。

https://www.nikon-image.com/products/compact/lineup/w100/

 お出かけのたびに結構持ち歩いており、しかし、動画を撮ることが多いのでほぼ静止画はありませんが、まだまだ使えそうなものの、若干くたびれても来ました。

 先日来、ハッセルブラッドを撫でまわしている私を見て、「カメラが欲しい」と言い出しました。娘の希望を聞いてみると、我が家で最も古いクラスの、ハーフサイズ一眼レフカメラオリンパスPEN-FV」でした。

(参考) 

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

 PEN-FVは、私も大変気に入っているものの、露出計は外付けで、ファインダーは暗く、システムの絶版から久しいために交換レンズの入手にも難儀するカメラです。アダプターでオリンパスOMレンズが装着できるようにしているものの、OMレンズを装着すると今度は外付けの露出計がつけられません。

 

 現在、私の所有する一眼レフシステムのうち、レンズが一揃えそろっているマウントは、ニコンF、ミノルタSR、オリンパスOM、M42です。デジタル一眼レフカメラニコンしか持っていないため、主軸はニコンになりつつあります。

 ニコンフィルムカメラのうち、故障リスクが低く、入手がしやすいものとして、FM10があります。どうやら昨年、生産中止になったようです。

https://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/fm10/

 当初、このカメラを買おうと思っておりました。しかし、外装も内張もプラスチック製で、シャッターはユニットの縦走りシャッター、機械式カメラとはいえ、とても頑丈とは言えそうもないことに不満がありました。

 

 私が娘に用意したカメラは、ペンタックスK1000です。ペンタックスKシリーズカメラの末弟で、私の超お気に入りのKXの弟分に当たります。海外向けには1976年から、国内向けには1986年に発売されたカメラです。機械式シャッターであることから天体写真家に愛用され、20世紀末まで新品が流通しておりました。ベースとなったのは1960年代にヒットしたペンタックスSPの系統と言われており、布幕横走り式の非常にオーソドックスなカメラです。

(参考) 

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

 さらに、私が入手したものは、前期型で金属外装の日本製もの。カメラとしての風格を十分に持っております。

 

 K1000で不満な点はただ一つ、絞り込み(プレビュー)機能がないことです。これがないため、せっかくの一眼レフカメラでありながら、レンズを絞り開放状態で撮影する場合を除いては、被写体深度、すなわち、ピントが合っている~ボケている範囲がわかりません。ペンタックスME-Superにもこの機能がないため、ペンタックスはあまり重要視していなかったのかもしれません。

(参考) 

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

 ペンタックスKマウントレンズは、大口径の評判のよいレンズを多く持っておりましたが、軍縮計画と緊縮財政の中、その多くを手放してしまい、今、手元に残っているのはA50mmF1.2(LXにつけっぱなし)と、FA100mmF2.8マクロ(無愛想な外観ながら、めちゃくちゃボケ味や発色がよく手放せない)、A50mmF2(ME-superにつけっぱなし)の3本しかありません。

 しかし、SMCタクマー時代のM42マウントレンズは、17mmF4魚眼から200mmF4まで、一そろえありますし、おそロシア製の変なレンズもありますから、それらをアダプターで装着すれば、大体のレンズの雰囲気程度はわかることでしょう。

 

 何より良かったのは、娘が「ホンマもののカメラだ!」と喜んでくれたこと。しばらくの間は空シャッターを切らせてみて、「ピントを合わせる」「露出を合わせる」ことが理解できたら、フィルムを詰めて自由に撮らせてみたいと思います。

今は、往くしかない!

 さて。

 一晩、往くか退くか悩みました。しかし、ここで退くという選択肢はもともと、私の心根にはなかったようです。光線漏れをすることを知ったうえで売ることもできませんし。

 午前中に、購入店に光線漏れをしている件、相談をし、いくつかの情報を得たうえで、購入店では修理代の負担は不能であることと、今後、プリントや、(買うこと前提ですが)同店での購入時に便宜を図ることを条件に、当方で修理を行うこととしました。

(いくつかの情報)

・前オーナーは、購入店舗の常連さんであったが、すでに故人であること。

・前オーナーは多くのカメラを所有するものの、現像を行ったことはほぼないこと、すなわち、コレクターであり、私が購入したカメラを使用していたとは思われないこと。

・関西圏にある修理業者が良心的でお勧めであること。

 

 購入店舗でお勧めいただいた修理業者へアポを取り、日曜日にも拘らず、早速返答があり、現段階における見積もりは想像以上に安価な1万円以下であったことから、早速、フィルムマガジンのみを宅配便で発送しました。

 現物確認前での見積もりですので、破損の状況で費用が変わることは承知の上ですが、それでも、舶来品で、なおかつカメラの雄とも称されるハッセルブラッドですから、軽く数万円コースと思っていましたから、少し安堵しました。

 

 レンズにシャッターと絞り機能があり、フィルムはフィルムバックが仕事を担い、カメラはそれらの総指揮部と役割分担をしているのがハッセルブラッド500C/Mの魅力です。シャッターや絞りの調子がおかしくても、それは、レンズに由来するもの。今回のように、フィルムバックによる光線漏れは、フィルムバックを交換すれば解決するもの。スペアのパーツやレンズを持っていれば、カメラ本体には多くの機能を持たせていないため、十分に補える、ということになります。

 その点、ゼンザブロニカS2は、フィルムバックは別働ではありますが、カメラ本体に(分離可とはいえ)ピント調節用のヘリコイドがあり、シャッターがあります。ハッセルブラッド500C/Mと比べると、カメラ本体には多くの機能を持たせられることになります。その反面、レンズとの連動を考えなくてよいし、個々のレンズは小型軽量となるメリットもあります。

 

 ハッセルブラッド500C/Mには、扱いにくい面があり、緊張していることも事実です。今後、それに慣れるか、それを嫌い手放すことになるかはは、神のみぞ知る、といったところでしょうか。

往くか、退くか

 さて。

 皆様、4連休をいかがお過ごしでしょうか。コロナ禍のもと、GoToキャンペーンと言われても、まだマスクをつけられない乳児がいる我が家は、少なくとも遠出や人が多く集まると思われるところへの外出ははばかられ、近所の、自然豊かなところへ少し出かける程度で過ごしております。

初めて撮影した初ハッセルブラッドのことですが、

(参考)

film-camera-challenge.hatenablog.com

 残念ながら、光線漏れがあるようです。

(参考) 

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

 ハッセルブラッドでよくあること、の様ですが、部屋を真っ暗にし、フィルムを入れる部分に光源を入れて金属板を入れる部分を見てみると、派手に光が漏れております。ということは、外からフィルム室内にも光が入っている、ということですね。

 初めの8枚ほどは、早朝で、光がさしていない時間帯であったので光被りも少なかったのですが、あとになるにつれひどくなり、終わりの3枚は何が写っているのかわからないほどにフレアーが起きていました。

 薄曇りがあるレンズを用いたからかとも思いましたが、かつて、かなり曇ったレンズで撮影しても、ここまでひどくならなかった経験もあり、よくよく考えてみると、

 南向きにカメラを構えていた→私の左手側から朝日が差し込んでいた→ちょうど、ハッセルの金属板を入れるところにまっすぐに朝日が当たっていた→フィルム室内に光が入る→何が写っているのかわからないフィルムが出来上がった

 ということに到達し、暗い部屋でますます気分が暗くなる行為に及んだわけなのです・・・・

 

 問題は、これからどうするか。いくつかの選択肢が私にはありますが、大別すると、

A:往く:このハッセルブラッドを使い続ける。

B:退く:返品のうえ返金を要求する。

 

 Aのためには、少なくともフィルムバックを修理しなければなりません。カメラ屋さんとの協議になります。購入したのは私の責任、販売したのはカメラ屋さんの責任。しかし、これはきっと、撮って現像するまでわからなかったことですから、どう折り合いをつけるか。考えるだけでもおっくうになります。そして、実費となると、どれくらいの費用が掛かるのか想像が付きません。

 Bのためにも、カメラ屋さんとの協議になります。返品すると、今後、普通のレンズ交換式Vシリーズには興味を持たないでしょう。興味があるのは、SWCシリーズです。この店でSWCを探してもらうということにすれば、少しは話がしやすいかもしれません。しかし、私が欲しいSWCのT☆コートのやつは、あまり数がなく、最近は軽く20万円をこえており、追い金は10万円をこえます。来月中にはバイクの定期点検も控えており、金銭的余裕もありません。さらに、カメラ屋さんで買った本体+レンズ2本等のセットに加えて、Sプラナー120mmF5.6、明るめスクリーン2本のレンズの前後キャップ(保護ケース付きだったのですがキャップはなかったので)と、2万5千円程度の投資をしておりましたので、それらの処分も考えなければなりません。

 

  今まで、数多くのカメラを中古で購入、使用してきたのですが、購入時に不具合があったのは今回を除いては一件だけでした。もう、20年ほど前のことになりますが、ローライ35のシュナイダー製クセナー付を数万円(忘れました)で購入したところ、スローシャッターが粘っていました。できれば、使用したかったので修理を依頼したのですが、修理費が高価ということで、販売店からは返品またはそのままでの使用(修理は行わない)の選択を提示され、泣く泣く、返品しました。

 

 私が使用しているカメラのほとんどは日本の会社が製造したもの。たまたまかもしれませんが、舶来品とは相性が悪いのかもしれません。

 

 明日以降、購入店に相談してみることにします。

スクエアプリントのびっくり価格

 さて。

 初ハッセルの初撮影を済ませたフィルムが仕上がってきました。

(参考) 

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

 今回は、カラーネガフィルム「コダック400VC」というネガフィルムの大きく期限が切れたもので撮影したのですが、

・滝をスローシャッターで撮るにもかかわらず、ISO400という中感度フィルムを用いた。

とか、

・早朝のモノトーンに近い光線状況にもかかわらず、ビビッド発色のフィルムを使った。

とか、数々の無謀を行ったことは置いておいて、フィルムバックに若干の露光漏れがありそうな雰囲気にちょっとヘコむなど、色々とございますが、12枚の中から5枚をチョイスし、某大手写真関係チェーン店「ノースビレッジ」にプリントを依頼しました。

 プリントははがきサイズで、一枚60円程度でした。まぁ、そんなところでしょうね。

 

 しかし。

 その中でそれなりに気に入った写真2枚を4つ切りに引き伸ばそうとオーダーをしたのですが、

1.店舗にある機械では、6×6判のノートリミング(つまりは、正方形の写真)プリントはできない。

2.外注になり、ほぼ2週間がかかる。

3.通常、4つ切りサイズは800円(税抜き)であるが、トリミング処理料金として、プラス1100円がかかる。

 

 1.と2.は、おそらく世の中の少数派のことをお願いしているのだから、仕方がないことだと得心します。

 しかし、3.は、どう考えても、説明がおかしく、納得がいきません。「正方形で撮影した原版を長方形にプリントすること」がトリミングだと思っておりますが、「正方形で撮影した原版を正方形にプリントする」ためにトリミング処理料金がかかるということは、腑に落ちません。

「私は、6×6の原版を4つ切り内接で印刷し、余白は切って正方形としたい、つまり、ノートリミングを求めている」

と、説明するも、

「内接でプリントということはデジタルの概念であり、長方形でプリントされるものを正方形でプリントすることがトリミングである、したがって、トリミング処理料金1100円がかかる」

という回答。

 ゼンザブロニカで6×6判の撮影を始めてからも18年が経っており、そのころからずっと、常に、「ノースビレッジ」の他店舗で「四つ切(金欠の時は六つ切)内接で」とオーダーし、「余白分がもったいないよねー」と話しておりました。

 しかし、今回の「内接はデジタルの概念」とか、「仕上がりが長方形のものを正方形でプリントすることがトリミング」とか、訳が分かりません。

 私の理解が不足しているのか、店員さんの説明が悪いのかわかりませんが、この店舗をプリントで使用することはないでしょう(中古カメラにたまに掘り出し物があるので、たまには寄りますが)。

 兎も角、4つ切りサイズのスクエア写真をプリントするのは1900円+税がかかるようです、つまりは2000円オーバーです。デジタルカメラでのプリントは、同サイズで800円、2.5倍もします。ブローニフィルムでのプリントも、左右(もしくは上下)を切った、長方形にするのであれば800円でできるようです。

 

 どうして、正方形のものを正方形でプリントするという単純な作業のほうが、正方形のものを長方形にプリントするという複雑な作業のものよりもずっと高価になるのか、どうにも納得がいきません。

 

 ちなみに、はがきサイズへのプリントは、長方形も正方形も同額でした、ますます訳が分かりません。

ハッセルブラッド500C/MとブロニカS2の違い

 さて。

 中判カメラの話が続いており、偏ってしまい申し訳ございません。

 本日も、わずかな時間ですが、ハッセルブラッド500C/Mを持ち出しました。レンズは、前回と同じく3本を、サブカメラは結局全く取り出しませんでしたが、ソニーNEX-5を持ち出しました。

(参考) 

film-camera-challenge.hatenablog.com

 

 本日の撮影は、昨日に比べて少しではありますが、歩きました。サブカメラをニコンDfをソニーNEX-5にしたのはそのためです。

 

 昨日に比べて少し歩いたことで、感じたことは、「ハッセルブラッドシステムは、ゼンザブロニカシステムよりも重いのではないか。」ということでした。

 ゼンザブロニカS2をよく持ち出していたころのセットは、ゼンザブロニカS2、50mmF3.5、75mmF2.8、200mmF4でした。頻繁に持ち出していた頃からは数年経っており、私もその間に歳を経るとともに足にけがを負ったこともあり、余計にハッセルブラッドに重さを感じたのかと思いましたが・・・・

 実際に、ドンケF2に詰めて重さを測ってみたところ、ハッセルブラッドのセットは5.2kgで、ゼンザブロニカのセットは4.5kgでした。その差は、約700gであり、ニコンF3ボディーとほぼ同等の重さでした。レンズのスペックも異なるとはいえ、しかし、それでも、700gも重さの差がありました。

 ゼンザブロニカS2に75mmF2.8の組み合わせは、ハッセルブラッド500C/MにS-planar120mmF5.6よりも拡大倍率が高いです。ゼンザブロニカ50mmF3.5はかなり接写でき、反面、ゼンザブロニカ200mmF4はかなり寄れません。結果、私が所有するゼンザブロニカシステムとハッセルブラッドシステムのスペック能力としては、ゼンザブロニカハッセルブラッドよりやや優勢と言わざるを得ません。さらには、ゼンザブロニカシステムとして、40mmF4と、改造30mmF3.5フィッシュアイがあり、これら同スペックのレンズをハッセルブラッドで入手するとすると、かなりの資材を放出せねばなりません。これは、仮にハッセルブラッドの標準レンズである80mmF2.8や100mmF3.5を入手しても揺るがないことでしょう。

 ハッセルブラッドに装着される、「カールツアイスレンズ」のポテンシャルを未だ私は知りません。昨日撮影したフィルムで、その魔力を目の当たりにしたいものです。

 

 ちなみに、本日は5カットのみの撮影となりました。今週中に、空き時間を見つけてボチボチ撮影していきたいと思います。本日詰めたフィルムはリバーサルフィルムです。どのような発色をするのか、本日の撮影被写体は限りなくモノトーンのものではありましたが、大変期待しております。